IMF世界経済見通しを考える

IMFとは何か

IMFは正式名称:国際通貨基金(International Monetary Fund)。設立1944年でワシントンに本部を置いており、世界的な為替の安定や国際金融システムの維持を目的とする国際連合の専門機関であり、世界経済の分析・予測の役割も担っています。

年2回公表される「World Economic Outlook(世界経済見通し)」では世界の経済と金融市場の動向についての調査結果が報告されています。

マクロ経済を把握する目的で見ておいて損はないものだと思います。

IMF世界経済見通しについて

直近の世界経済見通しは2026年1月に出されました。2026年の世界成長率は3.3%と予測されており、前回レポートの2025年10月から上方修正されました。

絶対値だけ見ても世界全体の平均的な数値でありイメージしにくいですが、成長率の動向が前回から上方修正か下方修正か、この変化を追いかけるだけでも世の中のトレンドを理解する助けになります。

また世界経済のリスク要因についても触れられています。

  • AIへの巨額投資に対する生産性向上の期待外れ
  • 地政学的な緊張(中東、ウクライナ情勢)
  • 関税引上げ等貿易戦争の再燃
  • 公的債務増加による長期金利押し上げ

これらの事項は日本経済新聞でもよく取り上げられている内容であり、特に今の株高がいつ崩れるのか、その引き金になりかねない内容なのだと改めて認識しました。

投資家としてどう活用するか

IMFのレポートは世界のトレンドを見ることができるため、長期投資をする上で経済が長期的に成長していくことを確認する参考情報になります。

定期的にレポートされることから付き合い方としては、レポート内容に右往左往するのではなく、注目されているリスクシナリオを拾い日々の情報収集に活かし、上昇や下落のトレンド変化点を見極めていくように意識していきたいです。

あくまでIMF見通しは未来予言ではなく、世界の大勢がどう考えているかを知る最良の資料であり、個人投資家はそれを“方向感”を掴むために参考として使う、このくらいの距離感が良いのかなと考えます。

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