なぜFIRE達成の基準を「配当金」に置いているのか

FIRE関連の情報を見ていると資産額が1つFIRE達成の基準として目にすることが多いと思います。私自身、資産額も資産形成の定量的な結果として嬉々として見てしまうところはあるのですが、最終的なFIRE達成の基準としてはやはり「配当金」と考えています。

主観全開ですが、以下理由を紹介したいと思います。

  • FIREをイメージしやすい
  • (企業によっては)増配もする
  • 月々の入金が予測できる
  • 資産取崩しの感覚が少なく精神的ダメージ小
  • 継続的に配当金を払える企業という安心感
  • 配当利回りを指標に暴落時に買い向かいやすい
  • 【番外編】元本も増える

順に詳述していきます。

FIREをイメージしやすい

配当金は決まったタイミングに所定の株数を保有していれば受け取ることができます。

簡単な例として、仮に1株保有で3000円の配当金を受け取れる株式の場合、これを100株保有すれば30万円受け取ることができます。1ヶ月の生活費が30万円であればこの株を100株保有すれば減配や無配となることがない限りは配当金で生活費を賄うことができる、そんなイメージです。

資産額だけですとすごく大きな金額に膨れ上がった資産を少しずつ売却してその予算の中で生活することになると思います。理屈は分かりますがそういう風にして生活することが直感的に分かりにくいと個人的に思っているため、決まった月に決まった額が入金される「配当金」という仕組みに魅力を感じています。

あとは、実際にFIREする時のポートフォリオを想像すると、配当金で生活ができる状況を整えつつ、現金でバッファになる資金もある程度積み上げると思います。支出が大きい月には現金バッファから支払い、逆に余裕がある月に現金を配当金で補填、など運用が具体的にイメージできますのでそういった点も魅力です。

(企業によっては)増配もする

別記事で資産運用については記載を予定していますが、ポートフォリオの大部分は米国個別株を保有しています。米国株には連続増配株が多くあるため、そういった株式を保有することで、持っているだけで配当金が増えるというメリットもあります。

現金が必要となる期間が続き資産運用に追加資金を向けられない時でも、増配の恩恵を享受することができれば追加資金はなくとも配当金を増やしていくことができるわけです。これは精神的な支えだと感じています。

月々の入金が予測できる

配当金の入金回数は一般的に日本株ですと2ヶ月、米国株ですと4ヶ月かと思います。うまく配当金受け取り月をばらすことで月々の入金額をある程度一定になるよう調整することもできます。

住宅ローンは毎月決まった額の引き落としとなりますので固定支出となり、予測が立つ配当金であれば今は住宅ローンの何割くらいは配当金で賄えるな、といった具合に進捗状況も測りやすいです。少なくとも配当金で住宅ローンの支払い分を賄うことができたら、FIREがかなり具体的にイメージできるようになると思っており、入金予測ができることは個人的には大きなメリットと感じています。

資産取崩しの感覚が少なく精神的ダメージ小

資産取崩しをしながらのFIREと比べると精神的に資産額を減らす感覚が少ないことは大きなメリットと感じています。FIRE後の生活を想像した際に、資産額が増加しているタイミングでは気前よく売却できそうですが、減少しているタイミングでは売却に抵抗ある気がします。もちろん企業の純利益の一部が配当金として株主に還元されているので、配当金の場合にも企業業績が低迷している時には不安な気持ちになる可能性はあります。とはいえ、比較すると精神的ダメージは小さいと思っております。

あとは一般論ですが、もらうより失う方が悲しいと思うので、配当金を受け取る(≒もらう)よりも資産を売却(≒失う)する方が悲しい気もします。

継続的に配当金を払える企業という安心感

配当金は企業の純利益から株主還元の一つとして払い出されます。そのため継続的に配当金を払えるということは継続的に純利益を確保できており、かつキャッシュに余力があると考えることができます。そういう面での安心感を一定程度感じつつFIRE後の生活を送ることができるのは魅力的です。

配当利回りを指標に暴落時に買い向かいやすい

一般的に暴落時には株式評価額は下落します。資産額を見ていると不安になりそうですが、配当金を重視する私の場合は絶好の買い場として貪欲に買い向かいたくなります。もちろんいつ買えば底値なのかは気になるので少しずつ買い増していくなど工夫は必要ですし、うまくいかない可能性もあります。それでも配当金を継続して出してくれる株式を暴落前より(見た目上)高い配当利回りで購入できるのは嬉しいものです。

【番外編】元本も増える

もちろん銘柄によりますが、配当金を出す株式も元本は長期的に見れば増えていく可能性があります。実体験を紹介します。私は配当金を出す個別株式を保有しており、もらえる配当金を増やしていきたいと思いながら資産運用をしています。減配リスクが低いと思われる銘柄を選んでいることもあり、基本的には株式購入をすれば配当金額は右肩上がりです。配当金が増えることで一喜一憂していたのですが、ある程度保有株式数が増えてきたあたりから資産額自体が大きく増えていることに気づき、驚きました。もちろん評価額が下がれば減りますが売らずに保有継続していると評価額は上下を繰り返しながら少しずつですが上昇していったようです(今のところはかもしれませんが)。結果的に評価額が下がるタイミングが配当利回りの観点では買い時で喜ばしいことなので、元本の評価額が上がることはそんなに嬉しくないのですが、ひとたび資産額が膨らんでくるとそれはそれで嬉しい、なのでそういえばという意味も込めて元本も増える、それも配当金を重要視する理由の一つです。

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