長生きリスクとは
通常長生きすることは良いことと考えられていると思います。
健康的に金銭的な不安もなく、かつ社会的な繋がりを持ちながら長生きができれば幸せな生活が送れると思いますが、なかなかこういった条件を揃えて歳を重ねることは簡単ではないと思われます。
「長生きリスク」とは、平均寿命の延伸に伴い想定より長く生きることで、生活費や医療費が増え、資産や社会的基盤が不足する、または病気や介護が必要となり健康的に暮らせなくなる可能性を指します。ライフプランなど老後の人生設計の前提が崩れることが最大のリスクと言えます。
資産枯渇リスク
資産枯渇リスクとは、長生きをすることで退職後の資産取崩し期間が長期化する中で、運用成績の不振や支出増加が重なることで老後資金が尽きるリスクを指します。
想定寿命を超える生存が人生設計の破綻に直結することになりますので、資産運用の過度なリスクを取らないこと、生活支出は医療や介護費用を見込んで余裕を見て計画することは歳を重ねるごとに重要性が増していきます。
資産運用では長期的に安心して保有できるインデックス投資や米国の連続増配年数が長い株式など長期リターンがある程度見通せる歴史のある資産で持つことが重要といえます。株式よりも債券の比率を増やすことも良いと言われますが、インフレが定着した世界線では購買力が低下していきますので、その比率は金融・経済の情勢を見て判断が必要。この辺は個人によって意見や考えが分かれると思います。
そして生活支出ですが、これは常に固定費を見直すこと、不要な支出は避けること、当たり前のことを継続していくに尽きると思います。
医療・介護費の増加リスク
高齢期では慢性疾患や要介護状態の確率が高まることによる医療費や介護費が長期的に必要となりやすくなります。公的制度があったとしても自己負担は継続的に発生します。
できることとしては、やはり健康に気をつけること。栄養のある物、野菜や魚などをしっかり食べる、睡眠をしっかり取り、定期的に運動する、こういったことにはむしろ積極的にお金を使うことで病気や介護のリスクを低下させる、これは健康への投資であり予防の観点でも重要。今のうちから継続あるのみと考えます。
運動能力・判断力・認知力の低下リスク
加齢により身体機能や判断力が衰え、資産管理や日常生活に支障が生じる可能性もあります。オレオレ詐欺に代表されるように詐欺被害や、日常生活での怪我や認知症といったリスクも高まります。
こういった身体的な部分は気をつけていても一定避けられないものでもありますので、こういったリスクを前提とした備えをしておくことが重要と思います。
車を持っていれば判断力が落ちる前に免許を早期に返納する、家族間で詐欺や契約のトラブルに合わないように日頃から注意喚起する、住環境の中で転倒が予見される場所には手摺りやサポートを設ける、など生活の中に目を配ると様々備えられるところがあるはず。
自分には関係ない先の話と思わず、将来に向けた備えと捉え、加齢に伴う生活設計の変化には日頃から考えるようアンテナを張っていきたいです。



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