野村総合研究所の金融資産ピラミッドで考える、資産形成の現在地と向き合い方

野村総合研究所金融資産ピラミッドとは何か

日本全体を俯瞰できる「資産分布」の地図のようなもので、

  • 純金融資産保有額
  • 世帯数
  • 世帯割合

上記の情報を5つの階層(マス層、アッパーマス層、準富裕層、富裕層、超富裕層)で分けてまとめたピラミッド構造の図です。

純金融資産額で3000万未満がマス層(約80%)、3000万円〜5000万円未満がアッパーマス層(約10%)、5000万円以上1億円未満が準富裕層(約7%)、1億円以上5億円未満が富裕層(約3%)5億円以上が超富裕層(若干)、というのが大まかな内訳となっています。

数年に1度更新され、2026年1月時点で最新版は2023年のものとなっています。

金融資産ピラミッドで分かる「資産形成の現在地」

このピラミッドから自分の資産額がどの層に位置するのか、客観的に把握することができます。額面の数値だけではただの「点」のようなイメージですが、数字を「層」として捉えることで日本の世帯全体で自分の資産額がどういった集団に属するのか見え方が変わってくる感覚があります。

フルマラソンを走る上での中継ポイント、登山であれば休憩ポイント、そんなイメージで今は何km地点だな、あるいは何合目まで来たな、といった途中経過に一定の達成感を感じつつ資産形成を進めるお供のような存在です。

FIRE達成に向け資産額を積み上げていく過程では、節目の資産額をいくつも超えていきますが、達成感をより感じるために「資産形成の現在地」をこのピラミッドの区分を活用してみるのは一案と思います。とはいえあまり囚われすぎずほどほどの参考程度に。

上の層を知ることで視野が広がる

私が最初このピラミッドを見て思ったのは、自分のいる層の上はどんな世界なのか?こういう区分がどうせあるならば、上に上がってみたい、ということでした。目標がある方がやる気にもなりますので良いきっかけだったと思います。

FIREの達成基準は配当金と考えていますので、このピラミッド上の目標は実務的な役割というよりも自己満足の世界と捉えています。

またこういった統計データを見ると、富裕層と呼ばれる層は1億円が1つの閾値であり、全体の世帯割合としてわずか3%程度と少数であることが定量的に分かるというのは興味深いポイントです。

単に高収入の世帯はもっと多くいるのだと思いますが、その中で資産を蓄積し資産形成をしている世帯はこれだけ少数なのだと思うと、多くの人とは違う生き方、考え方を志向していくことが必要なのだと感じさせられます。

ピラミッドは目標にしすぎない、「参考資料」と心得る

上述の通り、このピラミッドを目標にすることは好ましくなく、あくまで「参考資料」と肝に命じるようにしています。なぜならより多くの資産額を追い求め始めるともっともっとと、FIREどころではなくただ資産額を追求するだけの考えに囚われる危険性があると考えるからです。

FIRE達成を考える時にもちろん資産形成が大変な道のりであることはもちろんですが、最後は踏み切る勇気が持てるかが一番の難所ではないかと考えています。

そんな時に、生活が安全に回せるか?時間を自分の好きなように如何に過ごすか?といったFIRE後に考える必要がある、考えていきたいことを差し置いて、あと何年働けば資産がいくらになり、この層に上がれるぞ、こういった思考に陥りたくないと個人的には思っています。

まとめ|資産額を冷静に見つめるための土台として

今回紹介した野村総合研究所の金融ピラミッドを通じて現在地を知ることは資産形成の上で大きな一歩になると思います。自分自身の資産額を冷静に客観的に見つめる土台として程よい距離感で接していければ励みになることもあるかと思います、私は趣味のように頻繁に見てしまっていますが。笑

今後資産額を積み上げてきた具体的な金額フェーズごとにどんな状況だったのか、どんなことをしてきたのか、またはしてこなかったのか、その時の気持ちや感覚は、といった切り口で振り返りをしていきたいと思います。

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