資産増加の鍵は複利の力

FIREを実現するのに大切なのは預貯金ではなく「資産の成長」

FIREの早期リタイアのポイントは「いつまで働くか」ではなく資産がどのくらいのスピードで育ち、金融資産からの収入で生活が持続するか、その上でどのような人生を送るか、だと思います。

ただ、株式投資等のリスク資産だけでなく生活資金や、もしもの備えの生活防衛資金はやはり現金。必要な現金を用意しつつも株式などの資産を増やしそのスピードをいかに加速させていくかが重要と考えています。

貯めるフェーズから増やすフェーズへ|金利が資産成長を分ける

最近の日銀の利上げにより各銀行の預貯金の金利が上昇しています。それでも預金金利はだいたい0.5%。その一方で、例えば米国株式は長期的に見ればその10倍の5%。

仮に、現金500万円を銀行に預けた場合、年間金利収入は2.5万円。米国株の場合、年間金利収入は25万円。単身世帯であれば1ヶ月分の生活費を賄うこともできるのではないでしょうか。もちろん株式などのリスク資産は元本変動のボラティリティや、元本割れのリスクをはらみます。

上記例は1年間の金利の話であり、あくまで預金金利と株式の期待利回りの金利差の話です。

FIRE最大の味方は複利|資産が自分の代わりに働き出す

FIREを目指す上では、現金による「守るお金」はほどほどに、株や債券等の「働くお金」が重要となります。先ほどの年間の金利が威力を発揮するのは、投資元本の成長、配当金の再投資による「複利」にあると思います。

これは時間を味方につけて資産を拡大させる加速装置となります。自分の労働収入の拡大には限度がありますが、株式などによる資産額拡大や配当収入は、労働時間と切り離された収入となります。配当金を再投資することで株式から得られたお金で新たな株式が購入できる。こうしてどんどん拡大していくイメージ。

72の法則で考えるFIREの時間軸|5%なら15年で倍、30年で4倍

具体的な数字で考える方法として資産運用シミュレーションなどを使って、毎月いくら入金して、利回りがいくつで、何年間運用したら元本がどれくらい成長するのか想定することもできますが、そのほかにも簡易的に複利の威力を味わう方法があります。

「72の法則」と呼ばれますが、複利の計算で元本が2倍の額になるまで何年かかるかを算出する方法です。

仮に、500万円を利回り5%で複利運用する場合、約15年で倍の1000万円。更に15年で倍の2000万円。老後2000万円問題を考えると、米国株などを500万円分保有して30年間配当再投資をするだけで2000万円を用意することができる計算。

このような想定の計算は皮算用のようですが、「いつFIREに近づくか」ということを具体的に考えて備えていくためには重要だと思いますし、個人的に楽しいので前向きに捉えています。

株式比率を高める人がFIREに近づく理由

リスク資産である株式は価格変動がありますが、20年、30年といった長期間で見れば期待リターンがプラスと歴史が証明しています。インフレの世界では現金の購買力が低下することからも、FIREに向け株式比率を高め、預金金利に比べ高い利回りと複利の力を得ることが近道になると考えています。

それと同時に完璧なタイミングを狙って株式購入するよりも、複利の力を享受できるよう「市場に居続けること」こそが重要だと思います。

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